夜勤専従常勤の大きなデメリット

夜勤専従常勤の看護師として働くことには、多くのメリットがあります。
日勤と準夜勤と夜勤をこなす一般的な働き方と比べると生活リズムが崩れにくい、夜勤手当により効率よく稼げるなどが、代表的な夜勤専従常勤のメリットです。
一方で、夜勤専従常勤ならではのデメリットも存在しており、患者の顔や名前、健康状態について把握しにくいのは大きなデメリットです。
入院施設を備えた病院で日勤を行う看護師であっても、入れ替わりが激しいなどの理由で、患者の顔や名前、健康状態を把握しにくいという問題が起きる可能性はあります。
ただ、基本的に日勤では患者とコミュニケーションをとる機会は多く、患者についての情報を覚えられないということは、あまり起こりません。
逆に、夜は患者とコミュニケーションをとる機会が少なく、夜勤専従常勤として働くと、患者の顔や名前、健康状態を把握しにくいわけです。
実際のところ、患者についての情報を覚えていないからといって、大きな問題が起こるとは限りません。
慢性期病棟のように、容態悪化のリスクが少ないところだと、夜間に大きな問題が起こる可能性は低く、患者の顔や名前、健康状態などをくわしく把握していなくても、仕事は務まるでしょう。
しかし、油断して患者のことを知らないでいると、いざ問題が起こった際に困る可能性が高いので注意が必要です。
夜勤専従常勤として働くのであれば、自ら患者の情報を収集しようとする姿勢が欠かせません。